援助交際をする時に知っておくべき「出会い系サイト規制法」について

出会い系サイト規制法は、正式名称を「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」という法律です。

この法律は、平成15年に制定され、その5年後の平成20年に規制強化のために改正されています。この出会い系サイト規制法は、出会い系サイト利用者やサイト運営者を規制しています。

出会い系サイト利用者には、どういう規制がされるのでしょうか?

出会い系サイトに登録したり、サイトを利用してメッセージ交換したり、出会って、食事を一緒にしたり、ホテルに行ったりしたら、いきなり逮捕されて手錠をかけられてしまうのでしょうか?気になったので、調べてみました。

本規制法の目的及び禁止事項

そもそも、この出会い系サイト規制法は、なぜ、罰則を伴う法律として制定されたのでしょうか?法律には必ず目的があり、その目的が正当だから、法律として制定されるのです。

アメリカでは、男女の出会いの3分の1がインターネットからと言われています。日本でも、インターネットのない日常は、考えられにくい状況です。

インターネットで知り合って、結婚する人も増えて来ました。そんな時代に、出会い系サイトの利用が規制されるとは、時代遅れもいいところです。

そこで、いたずらに規制を恐れるのではなく、どのような目的で、何が禁止されているかを明らかにしました。

出会い系サイト規制法の目的

この出会い系サイト規制法の目的は、正式名称にありますように、児童を、出会い系サイトをきっかけにする犯罪から守ることにあります。

正式名称にある、児童を誘引する行為とは、わかりにくい言葉ですが、買春のことで、この児童とは18歳未満の少年少女のことを言います。つまり、18歳を超えた男女なら、この規制の対象にはなりません。

本規制法の禁止事項

この出会い系サイト規制法で、出会い系サイト利用者が禁止されるのは、

「18歳未満の女性との大人のお付き合いを求めます」のような、児童を相手とする、異性交際を求めたり、「お金を渡すから、18歳未満の女性と一晩だけ付き合ってほしい」

というような金品を目的とする援助交際を求める書き込みをすることです。サイト運営者には、このような書き込みを削除する義務があります。

出会い系サイト規制法で違反者に対する処罰規定

では、サイトを通して、食事をした女性が厚化粧だと思っていたら、実は16歳だったとか、「18歳だ」と本人が言うので、安心してホテルに入った後、身分証を見たら、17歳と11ヶ月27日だった、なんて場合には、いきなり手錠をかけられたり、罰金を払うことになるのでしょうか。

また、その場合、そういった書き込みを放置していたサイト運営者には、なんの責任も問われないのでしょうか?罰則の中には、100万以下の罰金や、最大で1年の懲役、刑務所行きもあり、知っておかないと、大変なことになりかねません。そこで、罰則について、調べました。

サイト利用者に対する罰則

18歳未満の男女にセックスまたは、似たような行為、例えば、性器や肛門や乳首など触る、または触らせる行為の相手になるように、誘うことをすると、罰則100万円を課せられます。

また、セックスを対象としなくても、お金を払うから付き合ってほしいとか、お金を払うから、紹介する人と付き合ってほしいと援助交際へ誘う行為も、罰則100万円が課せられます。

実際にホテルにいく前には、ほぼこのようなことを誘っていますから、18歳未満だと知らなかったという言い訳は意味がありません。

きちんと18歳以上であることを確認するか、外見で18歳以上と確実に思われる人を選べば、罰則を課せられる心配とは無用です。

サイト運営者に対する罰則

一定の犯罪歴がある場合に異性紹介事業を行ったり、公安委員会に無届けでサイトを運営したり、公安委員会の事業停止命令に従わない場合には、罰則100万円や懲役最長1年が、課されることもあります。

サイト利用者に罰則が課せられる行為がサイトに書き込まれた場合には、サイト運営者には、その書き込みを削除する義務があります。

これに関して、公安委員会によって指示が出されて、それに従わなかった場合に、罰金100万円か、懲役最長6ヶ月が課されます。

すべての出会い系サイトが規制法に違反するのか?

法律が規制するのは18歳未満の男女とのセックスや交際を求めることですから、それ以外の人との交際を求める出会い系サイトなら、違法にはならないのでしょうか?

出会い系サイトは、数多くありますが、違法なサイトはないのでしょうか?どんなサイトなら、合法なのでしょうか?

また、最近は、出会い系サイトではなく、アプリをスマホにダウンロードするだけで、希望する異性のプロフィールが紹介され、メッセージを送ることができる、出会い系アプリも数多く出てきました。

このアプリは、出会い系サイト規制法の対象になるのでしょうか?安心して、出会い系サイトや出会い系アプリが使えるように、調べました。

サイト利用者が18歳未満かどうか確認するか

サイトにサイト利用希望者がアクセスした時には、まず、18歳未満かそうでないかを必ず訊き、18歳未満がサイトに入れないようにしないと、これは、違法になります。

刺激的な文字や、異性の写真が目立ち、すぐに入れるサイトだったら、閉じてしまうことをおすすめします。

公安委員会に登録しているか

公安委員会に登録しないと違法になります。サイトに、公安委員会に登録しているかどうかを確認することをおすすめします。

出会い系アプリは規制対象外が多い

出会い系アプリは、規制される出会い系サイトに当てはまらない場合があります。

出会いの希望者が、相手に、メールアドレスや電話番号などの連絡先を書き込まなくても、メッセージのやり取りができる場合には、出会い系アプリは、異性を紹介しているとは言えないからです。

ただし、この出会い系規制サイト法には違反しなくても、少年少女との交際には、条例や刑法による規制があるので、注意が必要です。

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